次の期待の新薬?Upadacitinib後期第Ⅱ相試験で良好な結果!
こんばんは。
前回の記事はなかなか色々な人に見て頂けたようです。
まぁ、本人にとってみれば色々と不安なのが本音ですが。。。
さて、今日紹介するのは新薬の話ではありますが、今後クローン病や潰瘍性大腸炎にも適用拡大されるのでは?という薬になります。
この新薬は主にはアトピー患者への薬として期待されているわけなんですが
本文引用:アッヴィが発見し開発したupadacitinibは、免疫関連炎症性疾患の病態生理に重要な役割を果たすJAK1を選択的に阻害するように設計された経口薬として研究が進められています(2,3)。関節リウマチおよび関節症性乾癬を対象としたupadacitinibの第III相試験が進行中であり、さらに、クローン病、潰瘍性大腸炎、および強直性脊椎炎の治療薬としての検討も進められています
と、言う形で今後はクローン病や潰瘍性大腸炎への治療薬にもなりうる可能性があるわけですよね。
で、気づいたでしょうか?
この新薬では、JAK1を阻害するように出来ているわけでして・・・
以前に紹介した「フィルゴチニブ」でもJAK1を阻害する新薬なので、系統としては同じなのでしょうね。
まぁ、簡単に言えばレミケードやヒュミラ、ステラーラのように炎症を抑える効果が期待できるということ。
そして、大きな違いは「経口薬」であるということでしょうか。
正直、期待できる薬は本当にたくさん出てきているわけですが、個人的にはやっぱりレミケードを越える革新的な薬が無いのが残念ですかね。
では、また次回の更新で!
CRPが0でも内視鏡検査は受けるべきたった1つの理由!
こんばんは。
今日はタイトル通りなのですが、個人的には1年に1度は受けるべきだと思うのが「大腸内視鏡検査」です。
まぁ、本当はこれに小腸検査も受けるべきなんでしょうが、あれはなかなか簡単にポンとは受けれませんしね。
では、なぜ1年に1度は受けるべきなのか?
それは、炎症反応が血液検査では問題なくても、実際に炎症が無いかは内視鏡をしないと分からないからに尽きるからです。
それはなぜかと言うとですね
このような形でここ数カ月はCRPが0の状態が続いていたんですが、先日は術後初の内視鏡検査をしたわけなんですが
残念ながら、大腸と小腸のつなぎ目に潰瘍が出来ていましたし、軽い狭窄も見られたので決して寛解とは言えない結果になりました。
今まで血液検査が良ければ、内視鏡でもいい状態が保てているのでは?と思っていたのですが、身をもって分かったことはそうでは無いと言うことですよね。
病院や主治医の判断によっては、血液検査の結果が良ければ
「今年は別にしなくてもいいよ」
なんてことも言われると思います。
実際に自分なんかも言われることはありました。
が、結果的にはこの内視鏡検査をしなければ、今回のような症状は分からなかったわけですから、正直言えば知らなければ良かったな・・・と思う反面、知れてよかったとも思うわけです。
そりゃあ、CRPが0だと良い状態だと普通思うじゃないですか?笑
それが、内視鏡検査中に
「あぁ、潰瘍があるな」
なんて言われたら、やっぱり凹みますよね。
ちなみに、内視鏡検査後の数日後のCRPも0ですし、栄養状態などもすべて正常値の上での結果です。
多分、毎年内視鏡検査を受ける患者さんばかりじゃないと思うんですよね。
自覚状態も無く、血液検査も問題なければ検査は避けれるなら避けたいし、受けなくてもいいかな?なんて思うでしょう。
下剤を2リットル飲むのはしんどいし、検査は検査で苦痛だし・・・・
しかし、実際は何年も検査してないがために大変なことになっていた・・・
なんてことを言われていた患者さんが、何度か入院したときに言われてたのを思い出しました。
特定疾患の更新には、内視鏡検査を毎年受けるべき決まりなどはありません。
それでも、出来るなら受けるべきではないでしょうか?
気づいたときには、症状が進行していてもう手術するしかない・・・なんて状況を避けれるかもしれませんからね。
まぁ、とにかくこの結果を受けての今後の治療方針などについては、また後日書きたいと思います。
ちなみにこんな参考記事を一つ↓
では!
コンビニで発見!クローン病でも食べれそうなクッキー!
こんにちは。
久しぶりにコンビニでクローン病でも食べれそうなお菓子を発見しましたので、ご紹介しておきます。
※食べるか食べないかはご自身で判断を!体調が悪くなっても責任は取れません・・・
今回紹介するのは「ミニストップ」の商品になります。
プライベートブランド商品になるんですが、注目すべき点は何と言っても
「マーガリン、ショートニングの不使用」という点です。
特にマーガリンはドイツではクローン病発症との関連が考えられ、規制されたくらいですから、出来れば避けたい。
しかし、この下記で紹介する「チョコチップスコーン」、「チョコチップクッキー」の2種類とも不使用で焼き上げたものになります。
脂質自体も10前半ですし、まぁ体調が良ければ一袋くらい食べても問題ないのではないでしょうかね。
わたしはまだ食べたことないので美味しいかは分かりませんが・・・
レミケード次打ったときにでも食べてみたいですね♪
※念押しで言いますが、自己責任で食べて下さい
どうなった?クローン病狭窄治療薬STNM01の現在は?
こんにちは。
クローン病関係で検索をかけると、なぜか自分の記事が出てきて
「こんなこと書いたっけ?笑」
と、たまに驚く管理人です。
さて、先月あったことに繋がることにはなるんですが(そのことはまた後日報告)
以前に何度か記事にした
クローン病初となる狭窄治療薬「STNM01」ってどうなったの?
と、思い調べてみました。
臨床試験はもう4,5年経過したんですかね?
いつの間にか消えてしまったのかな・・・と思っていたんですが
今年の4月にこんなニュースが出ていたようでした。
フェーズ2aまで行っていたんですね。てっきりフェーズ1で終了していたのかと思っていたので「ホッとした」
レミケードなどの新しい治療薬よりも、こちらの治療薬を望む声の方がもっと大きい気がするんですよね・・・
やっぱりクローン病の狭窄=手術の定義はかなり高いですからね。
無事に臨床が進み、わたしたちの患者の元に届けばと・・・いや、臨床試験でも良いから参加したい患者さん多いだろうな。
てか、開発元の会社がいつの間にか英語サイトになってしまったので「日本語翻訳」で見てはいますが、よく分からないんですよね。
以前に、会社と臨床試験の病院にメールで問い合わせしましたが、返信が無かったのでだれか情報知らないですかね?
おそらく、狭窄の繊維化を治す方法がみつかればクローン病は今よりも格段にコントロールしやすい病気になるはずですから、早く薬が出来ないかな。。。
潰瘍性大腸炎、国内初の泡状注腸製剤「レクタブル」承認販売!
こんにちは。
いい天気でしょうか?台風もあってなかなか秋口も天候が不安定ですが、何事もなく終わることを願います。
さて、潰瘍性大腸炎の新しい薬と言うか注腸剤のニュースです。
正直、この手の注腸剤はわたしは使用したとがないので、体感としてことは分からないんですが、よく潰瘍性大腸炎の方のお話で聞きますね。
ペンタサ注腸っていう言葉は特に。
同剤は、重症を除く潰瘍性大腸炎に効能・効果がある。通常、成人に対して1日2回、直腸内に噴射する。
使用方法としては、直腸に入れると言うことは変わりはないようですが
泡状の「レクタブル」は、直腸やS状結腸に到達した薬剤が局所にとどまることから、漏れにくいといった特徴がある。
これは患者の使用する立場としては、有難い話でしょう。
パンツなどに液体が漏れることでの不快感や衛生面や心理的なマイナス面を考慮すればプラスに気持ちも動くでしょう。
直腸中心に炎症を抱える患者さんも多く居られるでしょうから、このような選択肢が増えることは良いことですよね。
ニュースは9月1日ですが、承認は約1か月後ということで、潰瘍性大腸炎の患者様は一度通院時に担当医に訊ねてみてはどうでしょうか?
24時間テレビ宮崎放送にて「クローン病で生きる女性」
こんにちは。
昨日から24時間テレビが放送されていますね。
わたしは個人的には最近の24時間テレビはどうも好きではないので・・・あまり観ないのですが。
宮崎テレビで行われている24時間テレビの放送では
クローン病の女性が紹介されていたようですね。
詳しくは動画をご覧ください。
本家の24時間テレビではクローン病がクローズアップされるわけではないですが
地方からでもこのような形で病気が知られるということは悪いことではないですよね。
なんだかんだ言っても、影響力の大きい番組ですからね。
賛否両論あるかとは思います。
けど、これに出演された女性は、個人的には勇気のあることというか、今の自分をちゃんと生きようとされているので尊敬しますね。
同じ同病者として、共感できる部分も映像を通じてでも感じれますし、応援したいと素直に思わせてくれました。
1人でも病気への理解が深まればと思います。
武田薬品、潰瘍性大腸炎治療薬ベドリズマブを国内承認申請へ!
こんにちは。
今日も記事の更新をさせて頂きます。
内容は久しぶりに潰瘍性大腸炎の新薬のニュースです。
武田薬品 潰瘍性大腸炎治療薬ベドリズマブを国内承認申請 大型国際戦略品 | 薬食審・薬価収載 | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline
かねてから言われていたベトリズマブの承認申請のようですね。
クローン病では、ステラーラが最近承認されましたが、潰瘍性大腸炎はこちらの承認ということで
どちらの患者にも有難いニュースですね。
ちなみに、このベトリズマブですがクローン病の方でもちゃんと話は進んでいるようで
日本でもクローン病の適応取得をする方針で、現在日本でフェーズ3を進めているという。
と、言うことのようで「フェーズ3」は厚労省の承認の一歩手前ですから、こちらも期待したいところですね。
では、手短ですがこの辺で。