TNF-αの新たな阻害薬アプローチか?神大が発見したストローマ細胞とは?
こんばんは。
週末だけは頑張って更新するスタイルですがあしからず。
では、今後の新たな新薬アプローチにつながる可能性の情報です。
まだまだ初期の初期の話にはなるんですが、新たな薬のアプローチの可能性がありますよね。
今回、研究グループは、樹状細胞がTNF-αという炎症に関わるサイトカインを分泌することにより、ストローマ細胞の生存や維持に重要な働きをしていることを解明。
TNF-αはみなさんおなじみのレミケードやヒュミラであって、そいつらを阻害して炎症を抑えるわけですけども
今回の研究ではそこのアプローチの前に、ストローマ細胞というのがさらに関わりあいがあるのでは?ということが分かったということですかね。
今回の研究結果からは、TNF阻害薬の新たな作用機序として樹状細胞を介したストローマ細胞の制御が関与している可能性が考えられると共に、樹状細胞を標的とした新たな免疫抑制療法の開発が期待される
とのことですから。
近年、いろいろな新薬のアプローチがある中で、少しTNF-α絡みの新薬の話は減っていたと思うので久しぶりな気がします。
なんだかんだ言っても、TNF-αに関係する薬で「レミケード」ほどの効果のあるものは生まれていないわけですから、期待はあるかなと思います。
まぁ、問題は一体いつになるかですが・・・
はい。わたしはエレンタールを捨てた過去があります。
こんにちは。
タイトルの通りなのですが、わたしには過去にエレンタールを捨てるということをしたあことがあります。
では、なぜ今になってこんなことを言うのか?と言いますと。
今年の特手疾患の申請において、軽症の潰瘍性大腸炎の方難病申請が却下されるという事態が起きているからです。
以前から、来年度の申請で軽症者は外される可能性が高いとは聞いていましたが、実際に外される事実を聞くと何とも言えない気分です。
それだけ医療費の増大と言うのは日本社会に置いて大きいものであり、今後の高齢化の進行を考えると、難病助成事態もどうなるか分かりません。
クローン病はまだ潰瘍性大腸炎よりも患者数は少ない方ですが、いづれ頭打ちになれば良いですが、このまま増え続ければ危ういですよね。
特にクローン病の治療ではレミケードやヒュミラなどの高額な医療費負担がある方が多いのもあるでしょうから、このままの自己負担額で済む可能性は将来は厳しいとしか思えません。
そうなると、一人一人が医療費を減らす努力って多少は必要なのかな?と最近は思います。
だからこそ、昔はエレンタールを飲めずと言うべきか飲まなかったと言うべきか・・・賞味期限が過ぎて捨てるなんてことが普通にありました。
※今は全くありません。
だからこそ、以前にはエレンタールがオークションに出ていたりしましたし、今でも廃棄している人はいるのかもしれませんが、一人一人がそういう現実に目を向ける必要性ってあるのかな?と思います。
ただ、そんなことを10代やそこらの患者の方や、病気になったばかりの方に押し付けるつもりは全くありません。
むしろ、ある程度の病歴の方達が考えるべき問題だと思います。
わたし自身、最近は不要かな?とか。量を少なくしてもいいかな?と思う薬は主治医と話し合って削るようにしています。
もちろん、薬を沢山飲むことが良いわけではないのもありますが、それに加えて医療費を少しでも減らすことを意識することが増えました。
でも、昔エレンタールを捨てた過去の経緯には
「主治医に飲んでませんとは言いづらい・・・だからとりあえず何も言わず処方してもらおう」
なんてことも当然あったわけでして、主治医に意見や想いをちゃんと伝える関係性も大切ではあるんでしょうね。
場合によって、いろいろと言われるお医者さんも居られるでしょうからね・・・
では、話が少し脱線したりもしましたが、いつまでも今の治療を受けれるのは結構有り難い話であけれども、今後はどうなるか分からないということ。
そのためには難病患者であっても、出来る努力ってあるんじゃないのかな?とわたしは思います。
ただ、1つ警鐘を鳴らすとすれば・・・それによって変なインチキ療法に傾く人が増えないことを望みます。
どうなる!?クローン病狭窄薬会社買収へ!
うぉぉぉぉぉ
マシですか!!!!
以前から何度も何度も渡した注目している会社
株式会社ステリック再生医科学研究所ですが、それが買収されるとのことです。
それも、の買収先が田辺三菱ですよ・・・皆さんもおなじみではないですか?
レミケードの会社で有名なあの会社です。
「いやいや、買収なんてよくある話でしょう」と思う方も多いでしょうが
以前からわたしが注目しているのは、この会社が作るSTNM01という狭窄を治すことが世界で初めて可能かもしれない薬を作っている会社なんです。
以下、過去の記事を参考にして下さい。
同じ内容の薬で、これだけ記事にしているので、個人的な注目度は抜群に高いわけです。
特に潰瘍性大腸炎の方の辛い症状が血便だとすれば、クローン病の一番の鬼門は狭窄だと思います。
これがあることで・・・
「つぶあんが食べれない」
「枝豆が食べれない」
なんてこと・・・「いやぁぁっぁぁ、ごまがつまった・・・・」
なんてことは起きないわけですからね。
その鬼門である狭窄がもしかした手術以外で治るとしたら、そりゃあ嬉しい限りです。
もう完治の薬が出来なくても諦めるから、狭窄の薬が出来ればそれでもいいと思えるくらいに切望する薬です。
が!!!それが買収って!!!!
どうなるん!!!!?って感じじゃないですか?
「今、世の中で狭窄で苦しんだり、恐怖のクローン病患者のみなさん!!!!」
とりあえず安心は分かりませんが
本買収により、自己免疫疾患領域にSTNM01が、将来の米国展開製品として、パイプラインの一つに加わります。
田辺三菱の一番の狙いはやはりSTNM01の薬のようですね。
それを基軸に将来の展開に繋がるということであれば、少しは期待できるのかな?
正直、田辺三菱の母体の大きさがあればもっと早く薬がわたしたちの手元に届く時間もグッと早くなるかもしれません。
現在、STNM01の治験に関しても
ステリック社は腸疾患関連の開発パイプラインとして、STNM01(糖硫酸転移酵素15(CHST15)阻害siRNA、二本鎖RNA製剤)を有しています。STNM01は内視鏡下で粘膜下注射により投与される核酸医薬品で、既存治療で効果不十分な患者さんを対象に想定しています。潰瘍性大腸炎およびクローン病を適応症とした開発をドイツ(適応症:潰瘍性大腸炎、開発ステージ:前期第2相臨床試験 終了)および日本(適応症:クローン病、開発ステージ:第1相臨床試験 終了)で進めています。
とのことですし、これはもうどうなるかは分かりません、続報を待つしかないでしょうね。
今日は更新するつもりは無かったんですが、急遽個人的にBIGニュースでしたので、記事にしました。
では。
クローン病、胃がんや、大腸がんなどを防ぐ可能性のある食品発見!
こんばんは。
3日連続更新になりますが、平日はまた通常通りに戻りますのでよろしくお願いします。
これは読んで頂ければ良いと思うんですが、本当にこれ結構すごいことなんじゃないかな?と思うんです。
クローン病にはオートファジーが関連あることは知っていたんですが、大腸がんや胃がんにも関連があったんですね。
研究の結果、ザクロ、赤ブドウ、梨、キノコ、レンズ豆、大豆、グリーンピースといった食品がオートファジー過程の働きに肯定的な影響を及ぼすことがわかった。つまり、これらの食品が一部の消化器系疾患の治療や予防に役立つ可能性がある。
それでいて、そのオートファジーに効果が見込める食品が見つかったということはそれによってに治療にも考えれるわけで
TNF-αなどの化学療法からのなにか転換に期待せざるおえないですよね。
ただ、効果のある食品においても大豆やキノコなどクローン病患者にはダメなものも含まれるのでそこが考えものですよね。
あ~梨好きだから毎日食べて治ったら嬉しいけどね!笑
潰瘍性大腸炎の白血球除去療法寛解達成後の予後について!
こんにちは。
前回の記事で200記事を達成していたみたいですね。
いや~凄い!と自画自賛ですが、
今回はかなり短い記事ですが、割と重要な内容になります。
クローン病の方には馴染みが少ないですが、潰瘍性大腸炎の方の治療の選択肢の一つではあるこの治療。
長期予後のデータが少なかったようですが、いい結果が出ているようです。
白血球除去療法での寛解1年後には非再燃率が63.6%とのことです。
つまり1年後には再燃は4割、非再燃は6割ということで割といい結果ですね。
やはりIBDの付き合い方としては、一時的に症状が良くなるだけではダメで、長期間症状が安定することが大事ですからね。
では、短い内容ですがここまで。
韓国において、クローン病とタバコの因果関係についての発表!
こんばんは。
少し久しぶりの更新になりましたが、書きたいことはたくさんあるんですが・・・
「ブログ書くのがめんどう!笑」
ま、そんな個人的なことはさておき
マウスを使った実験の結果、煙草の煙の吸引とクローン病の兆候である腸の炎症には関連があるとの結論が出された。実験では1日当たり20本のたばこの煙を1週間当たり6日間、数週間にわたってマウスに吸わせた。その結果、炎症や腸内の粘液のレベルを示す指数が高くなった。
以前からクローン病において、タバコは人体に有害なことはさておき、クローン病の症状を悪化させかねないのは分かってはいました。
少しまた改めてのような意味合いにもなりますが、やっぱり基本的には良くはないでしょうね。
また、実験ではたばこの煙と言うことで、私たち人間であっても「副流煙」などの影響で実際にタバコを吸わない人であっても
そのような環境下で過ごすことが増えれば、マウスの実験と同じようなことも有り得るのでは?と思ったのですが、どうでしょうね。
また、最後の方の記述にはこのようなことが
クローン病は気管の病気にかかっている人に多くみられる
え?そうなの?
個人的には気管支が弱いというのが自分には当てはまらないので、少し首をかしげますが、みなさんは当てはまるのでしょうか?
キスをすると感染するの・・・?クローン病、潰瘍性大腸炎の原因は口の中の細菌?
こんにちは。
台風21号が日本列島にブチ当たりそうで、いろいろと個人的には困ることが多いので本当に勘弁してほしいんですが・・・
不要な外出をしないと行けない休日ですが、みなさんは家でゆっくりして下さいね。
さて、久しぶりにちょっとした原因特定か?という関連のニュースです。
重要な部分を抜粋しますと
早稲田大学(早大)と慶應義塾大学(慶大)は、腸内細菌叢の乱れに乗じて、口腔に存在するクレブシエラ菌が腸管内に定着することにより、TH1細胞と呼ばれる免疫細胞の過剰な活性化を引き起こし、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)などの発症に関与する可能性があることをマウスを用いて示したと発表した。
と、言うことのようです。
しかし、記事の内容を詳しく読んでいくと気になるのが
マウスに経口で、クローン病患者の唾液を投与した場合に、増える細胞があったということです。
さらに、その中でも細胞が増えることに加えて腸管に炎症を引き起こすこともあったようです。
「ここで、ん?と思いませんか?」
なぜなら、人と人でもそういう行為をすれば唾液が健常な相手に移ることも否定できないのでは?ということです。
しかし、さらに詳しく内容を見てみると細胞が増えはしても、炎症が起こるマウスとそうではないマウスがいたということです。
では、その細胞の炎症が増えているときとそうではないときの違いはなにか?と言うと
アンピシリンなどの感染症の抗生物質を投与したマウスに、クローン病や潰瘍性大腸炎の患者の唾液が交わることによって起こるようなんです。
ただ、誤解しないで頂きたいのがあと最後の方に書かれているんですが
健常者の唾液を用いた実験においても、腸管でのクレブシエラ・ニューモニエの定着とTH1細胞の増加が観察された。このことから、TH1細胞を誘導するクレブシエラ属菌は炎症性腸疾患患者だけでなく健常者の口腔にも存在している可能性があることが示唆された。
と、あります。
健常者の方でも、長期的な抗生物質の投与によりわたしたちと同じようなことが口内で起きるということのようです。
なので、この研究から分かることはわたしたち患者は唾液によって感染などを起こすことは無いにしても、その一つの原因になることも否定できないと言えるのではないでしょうか?
ただ、今のところどちらか一方がクローン病や潰瘍性大腸炎で、その後のパートナーも同じように発症したというのは聞いたことは無いので
キスをしては行けないとかそういうのではないとは思うんですよね。
1つの原因の可能性はあったとしても、ここ近年で患者の増加が激しくなる要因とはどう考えても結びつかないからです。
みなさんのお付き合いした人で、同じように発症した人っていますか?
ほぼ100%そういうことは無いのでは?と思うので、もしこの記事で恋愛に抵抗を感じてしまうのであれば、最後に訂正をしておきます。
では、よい週末を。