H医大入院12日目
寒い朝だったが
今日から病室の移動が朝からあったりしてすこしバタバタした。
割と病室移動が普通にあるようなので、一度くらい移動した患者さんが多少はいる印象だ
ただ年末が近づくにつれて、人の出入りが少なくなってきた。
まぁ、だれも好き好んで年末年始をこんなところで過ごしくはないだろう。
昨年もクリスマスと年越しを病院で過ごした身とすれば尚更思ってしまう。
ただ、友人などが見舞いに来てくれるとそういうときに改めて人の繋がりの良さというのを痛感する。
普段はあたりまえのように接しているけど、いざこういうときに来てくれる人をちゃんと大事にしないといけないと思う。
少なくとも、自分が今まで見舞いに来てくれた人に関してはよほど遠方でない限りなにかその人にあれば見舞いには絶対に行くと決めている。
だって、人が来てくれる有り難さやうれしさを分かっているから。
あ、そう言えば今日からエレンタールをゼリーにして良いとのことで久々に作って食べた。
やはり固形になると少し食べている気分に浸れるから嬉しい。
それに一日のリズムのなかにエレンタールを作るという作業が加わるだけでもなんだかうれしいのだ。
なぜならすることがないから。
普通に生活していればそんなことは気にしないだろう。
休日は家でただダラダラしたい。
そんな欲求は病院にいれば嫌と言うほど叶えることが出来るけど、残念ながらここは家じゃない。
ダラダラが苦痛以外の何ものでもないのだ。
とくに身体が順調に回復していけば行くほどそれは顕著かもしれない。
スマホ片手に恋ダンスでもマスターしたい気分にだんだんなってきていたが、残念ながら身体が楽になり始めたときには最終話を迎えていた。
そう。とにかく暇だ。
そろそろご飯が食べたい・・・・
H医大入院11日目
眠い。
眠剤などの眠くなる薬を使わずに眠るようにしているんですが、やはり厳しい。
家の中での布団で寝る生活がどれだけ良いのかを思い知りますよね。
本日からエレンタールの服用開始が言われており
朝からボトルをシェイクして久々に経口で飲むことに。
溶解を600mlで1包とかなり薄い。
そのおかげもあってかは、腸への浸透率も低くなるしそこまで酷い下痢が続くことはこの日はありませんでした。
これぐらいに溶かして鼻チューすれば良いのだろうけど、もし4包取ろうと思えば2400mlも身体に入れる必要がある。
現実的に考えてそんな時間は働いていると確保が難しい。。
ポンプを担ぎながらできる仕事でもないので、やはりゼリーなどで手堅く取るほうが自分には合っている。
そう言えば、久しぶりにエレンタールを飲みましたけど案外いけますよね。
フレーバーを入れて飲めば普通に自分は問題ない。
エレンタールが無理!無理!って言う人はとことん無理なんでしょうけど、そこまでなのかな?といつも首をかしげます。
味の好みの問題ですからそこは個人差がやっぱりあるんでしょうね。
あとは、この日に入院当初から話していたかたが退院されましたね。
どこか羨ましくもあり、寂しくもあるような感じですが、はやく自分もそれに続けることができるようになればと願うばかりです。
うまく行けばあと数日で食事が始まるとのことで、ちょっとやる気も出て来ましたしがんばるかな。
H医大入院10日目
今日で二ケタ目の入った。
これで実質10日はおなかが空っぽの状態である。
しかし、今回の入院では全くっていうほど体重が減少しない
周りの患者さんの話を聞いていても目立つのは体重の減少であるが、自分はなにひとつそこに変化はなし。
むしろ微量に増えたくらいであるが、先生にこっそり隠れて食べていると思われてもしゃくだが何も食べてない。
当たり前だ。年末までに帰りたいのだから、こんなことでつまづいたりするのが嫌なのである。
この日はとくになにもなく暇だった。
朝起きても採血もなし。
検査などもなにも呼ばれることはなし。
エレンタールも始まることがない。
これじゃあ当たり前だが暇である。
夜、ふらっと歩いていたら自分と同じ日に手術をされたかたに遭遇した。
その人はすでにエレンタールがはじまっていると。
やはりあの日の吐きさえなければとしか思えないが、世の中はうまく行かなくて当たり前。
けど、同じスタートでそこが離される現実をみるとやはり辛いよね。
明日は採血とレントゲンだ。もういい加減始めてくれ。
H医大入院9日目
これこれ術後は5日目になる。
前回の入院であれば今日からエレンタールの服用が開始していたはずである
しかし、始まらない
現実は思ったとおりにうまく行かないものだと嘆いてしまいそうになるが、どこからしら少し達観する。
朝、採決がある日だったためにこの結果を受けて明日からエレンタールの服用開始じゃないのか?
淡い期待をもち早めの起床。
採血をすますとそのままお茶を汲んでゆっくりとすする
まだ夜明け前の景色を病院の割と屋上の階で見るのは悪くない
ま、さすがにそろそろお茶だけも飽きてはくるが仕方ない。
いつも通りにブログを書いて、歩いての繰り返しである。
あっ、そう言えばエレンタールが始まるまでは絶対に風呂に入らないとか決めていたけどもうギブ。
頭のフケとかがかなり酷い。さっぱりしたいしな・・
夕方になると、それぞれの主治医が回診に回ってくるのだが・・・
わたしはスルーだ。
つまり、とくになにも伝えることがないという意味である。
そう。明日もエレンタールは開始されないという現実だ。
外科の治療ってもっとパパッ!と行くのかと思ったが、むしろH医大の方が慎重なのかもしれない。
大学病院ならではの慎重な部分は大いにあるのだろうと痛感する。
患者としてははやく帰りたいが、病院側としてはそういうわけにも行かない需要と供給のようなバランスがはがゆい
とりあえず、明日もなにもすることがない。
まぁ、今でも咳をむせることでおなかが痛むくらいだし、そんなに急いでもいけないのかもしれないな。
H医大入院8日目
人間て不思議だと思うのだが、術後から1週間も経過しないで
傷の痛みも徐々にましになる。
正確に言えば、座っていてのしんどさみたいなのが徐々に減ってきたという表現の方が適切かもしれない。
最初の頃は座ってしんどいし、歩いてもしんどいし
どないしろ!って感じなんですけど、今でも座っても歩いてもどちらも全くなにも感じないわけではないけど
最初の頃に比べると全然違う。
もちろん、これは自分の年齢などもあるだろうから年齢を重ねるとまた違うのかもしれないとは思う。
この日の朝も引き続きレントゲンを撮る
あのまま吐いたりしなければもっと順調だったのにという後悔はよぎるがどうしようも無かったから仕方がない。
レントゲンの結果は、症状の改善が昨日よりもさらによくなっているとの結果。
思わずほっとしますね。
その後もいつものように歩いて歩いて過ごすわけだけど、そんなにのどが渇かない。
点滴を入れているせいもあるだろうが不思議なもんだ。
夜はときよりガスが溜まっていると感じるときはあったりするのだが、便の回数が増えたこともあり
詰まっているということはおそらく無さそう。
元々、ガス溜まりやすい体質だからなぁ。
あと残念ながらまだ明日からもエレンタールの服用はないようだ。
以前の入院であれば明日からエレンタールの服用開始であっただけに、落胆してしまう。
明日は朝一で採血があるということだし、その結果次第もあるのかもだが・・・やはり最初にガスでつまづいたのが大きかったのだろう。
個人差があるが、入院している人でそのまますんなりとストレートに退院する方が珍しいような気がする。
前回はたまたま術後の運が良かっただけだったのかな?と今になると思う。
同じフロアの患者さんたちの多くがクローン病か潰瘍性大腸炎の患者さんであるから、いろいろと話を聞くのだが
そこまで順調な経過の人のほうが割合としては少ない印象だ。
なにはともあれ、自分にできることは所詮は限られているのだからやれることだけ頑張るしかないですよね。
H医大入院7日目
思えばもう1週間になる。
早いものではあるが、それは振り返るからこそ思うだけであって実際の現状としては全然違う
とにかく長い。
特に土日は魔のように時間が遅く感じる。
平日に比べると看護師さんたちのバタバタも少ないこともあるのだろうが、とにかく暇なのである。
しかし、わたし自身にはそんな曜日のことなどの問題ではない。
この日は朝からレントゲンで撮影だ。
昨日の吐きなどもあり、どうなっているのか見る必要があるからだ。
ガスが溜まっていることは明白である。
しかしながら、おなかにガスが溜まらないなんてことは普通の人でもあるのだろうか?
大なり小なりみんなガスは溜まるはずだ。
レントゲンはすぐに終わり、その後は病室に戻る。
やれることはなにか?無いのかを先生に問うも、歩くことを適度にするくらいの返答
結局は自分次第になる。
それでもやれることだけをやろうと、重たい腰を上げてただただ歩く
歩く、歩く、歩く、歩く。
そのおかげなのかもわからないが、便も少し出て、ガスも昨日よりも出るようになった。
少しづつだが腸が動き始めているんだと思う。
昨日と同じ時間帯になって、少し怖い気がしたが心配も杞憂に終わり、吐き気などもとくになく終わる。
その後も適度に歩きながら時間をつぶすのだが、心配していたガスや便に関しては少しクリアできたようだ。
何度か寝て起きてを繰り返しながらその日を無事に終えることになる。