喫煙者のクローン病に再発予防のある医薬品

クローン病患者には喫煙はダメだというこが一般的な認識だと思うのですが、こんなニュースが

 

medical-tribune.co.jp

 

クローン病(CD)患者の術後再発には喫煙が関係し、免疫調節薬のメルカプトプリン(6-MP)による術後再発予防効果は喫煙習慣がある患者だけに認められると、英国のグループがLancet Gastroenterol Hepatol2016; 1: 273-282)に発表した。

 

記事によると、クローン病の患者の術後の再発予防に関してのことなんですが、喫煙患者のみ再発予防のある薬があるとのことです。

 

そして、その薬は免疫調節薬でメルカプトリンという薬なんですが聞いたことありますか?

 

自分は無かったのですが、調べてみると今自分が飲んでいる薬だったんです。

 

その薬の名前が「ロイケリン散」です。もしかしたら、クローン病の患者さんでも飲んでいる人は少ないかもしれません。

 

なぜなら、ロイケリン散はイムランと同じ系統の薬剤だからなのです。

 

どういうことかと言うと、イムランを飲んでいるクローン病患者さんは割といると思いますが、イムランで副作用がでる患者が一定数います。

 

そう。自分みたいな患者です。

 

そういう患者には、イムランではなくロイケリン散が代わりに出されることがあるわけです。

 

成分としてはどちらも同じような薬です。イムランは錠剤で、ロイケリン散は粉である違いがあります。

 

本来、イムランは飲むことで体内でロイケリンに変わるので、飲んでしまえばほぼ同じです。

 

が、どうしてなのかは分かりませんがイムランで副作用が出てしまう患者がいるわけです。

 

その理由は、個人による遺伝子の配列の違いによって副作用の出る出ないがあります。

 

イムランを初めて飲んだ時の副作用は本当に酷くて、歩くことさえ大変でした・・・

 

現在では、遺伝子の配列の違いを薬を飲む前に調べることが出来ます。なので、自分に副作用が出るかどうかをあらかじめ調べることが可能です。

 

なんだかだいぶ話がそれてしまいしたので、記事の内容に戻ります。

 

なぜかは記事の先が会員でないために読めませんが、喫煙をしているクローン病患者で尚且つ、ロイケリン散を飲む患者は術後の再発が予防される。

 

なんでなのだろう?イムランでは効果がないのか?術後に限られるのか?喫煙は今までダメな行為でなかったのだろうか?

 

疑問だらけではありますが、意外なところで今自分が飲んでいる薬が効果のあるものであると知りました。

 

今度、ロイケリンとイムランについて記事にしたいと思いますので良ければ今後飲む方の参考になればと思います。

 

では、週末の寒波に備えてみなさんも体調にはお気をつけを。

 


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