クローン病画期的新規治療薬
イタリアからの情報のようです。
クローン病の画期的新規治療薬…治癒に向けた第1歩か? : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
~引用~
2週間の投薬で、偽薬(にせ薬)群と1日10mg群では2週間後に寛解した人が10%、12%であったのに対し、驚くことに1日40mg群と160mg群では55%、65%と半数以上で高い効果を示したのである。
同じ雑誌で、ベルギーのVermeire医師が、この論文のデータを論評している。インフリキシマブ(商品名レミケード)では6週間後の寛解率が32.5%、そして、アダリムマブ(ヒュミラ)では4週間後の寛解率36%であるので、40mgと160mg群ではそれらよりも格段に秀でているのではと述べている。ただし、患者さんの条件が必ずしも同じでないので、慎重な比較が必要である。とはいえ、2週間の治療だけで、寛解に入った患者さんは、その後無治療でも平均3ヶ月間効果が続いていることを高く評価し、クローン病治癒に向けた第1歩だと述べている。
新しい治療薬によると
どうやら患者が2週間で5割を超える寛解至ったとのことです。
ただ、ここで疑問なのは寛解までにかかる時間が2週間必要なのでしょうか?
それともレミケードのように効果すぐに出ての寛解なのでしょうか?
即効性のあるものなのか?それとも遅効性のあるものなのか?
イマイチ分かりません。
しかしながら、寛解後に無治療で3ヶ月の寛解が続くという所は非常に
興味があります。
管理人は一度、レミケードをやめた経験がありますが
その際は、約1ヵ月後にはレミケードが無いことによる寛解維持が難しいと
実感しました。
薬の承認なども含めまだまだ先は長そうですが
患者に対しては新しい希望の一つになるのではないでしょうか。