意外な結果!?ステラーラの最新投与データ公開!

こんばんは。

 

もう寒気が明日から大変みたいなので、患者のみなさまは体調管理を気を付けましょう。

 

と、言ってもダメなときはダメですが・・・

 

www.janssen.com

 

ヤンセンが公開したステラーラの最新投与結果が発表されました。

 

レミケードやヒュミラに比べるとまだまだデータが少ないのですが、個人的にはかなり意外な結果に感じました。

 

分析の結果、~6mg/kg のウステキヌマブ静注投与を受けた患者の19.6%、および130 mgの静注投与を受けた患者の17.6%が、7日以内に症状改善(SFおよびAPスコアが50ポイント以上改善)を報告したことが明らかになりました。14日後には、ウステキヌマブ~6mg/kg 投与群の29.3%(p<0.05)、130mg投与群の31.4%(p<0.01)が有意な症状改善を報告しました。

 

ステラーラ投与においての症状改善は1週間だと多く見積もっても2割ほどのようです。2週間経過でも3割ほどのようです。

 

これはレミケードなどの即効性のあるTNF-αのことを考えると微妙でないでしょうか?

 

しかし、この投与の結果の対象者はTNF-αがあまり効かない中度~重症患者が対象なので決して悪くはないと思うのです。

 

ただ、重要なのはここからでして

 

ウステキヌマブ6mg/kg静注投与を受けた患者の反応率および寛解率は、8週時でそれぞれ 37.8%および20.9%であり、16週時(維持療法であるウステキヌマブ90mg皮下注の初回投与から8週後)には47.4%および24.1%へと上昇しました。UNITI-2試験で導入療法としてウステキヌマブ6mg/kg静注投与を受けた患者の反応率および寛解率は、8週時でそれぞれ57.9%および40.7%で、16週時には73.7%および55.5%へと上昇しました。

 

投与の期間が経過すればするほどに寛解率が上昇していることが見て取れるんですよね。

 

効果としては即効性には難があるのかもしれませんが、長い目で見れば十分に効果があると言っても良いのではないでしょうか?

 

いづれは自分も使用するかもしれませんので、今後も色々な観点からの投与報告を聞きたいところですね。

 


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