潰瘍性大腸炎の便移植の研究効果を発表
どうも、新年から飲み会が多いですが「余裕でするーします」のわたしです。
新年度から体調崩すわけには行きませんからね。
さて、本題ですが以前から話題になっていた「便移植」ですが、その研究成果がオーストラリアの研究で発表されています。
この記事によりますと
治療目標を達成した人は、細菌移植をしたグループでは41人中11人でしたが、偽薬のグループでは40人中3人だけでした。
どちらのグループでも80%近くの人に副作用の可能性がある胃腸症状などが現れました。うち細菌移植のグループで2人、偽薬のグループで1人は深刻な事態が発生しました。
研究班は、「したがって、便細菌叢移植は潰瘍性大腸炎に対する新たな治療選択として期待が持てる」と結論しています。
との研究発表になりましたが、対象人数は80人ほどと少数です。
また、便移植の効果としてはおそらく期待していたものよりは落ちるのではないでしょうか?
3割ぐらいの有効率であれば、患者の希望とは言い難い部分があります。
そして、それ以上に8割ほどの人に副作用の反応が出るなんて・・・
よほど薬の投薬よりも危険な気がします。
また、この便移植も日本人であればまだ結果は違うかもしれませんし、今は結論は出せない問題でしょう。
しかし、あまり期待できないものではないだろうか?と思う気持ちの方が強くなってしまう結果でしたね。
個人的には少し残念でした。