H医大入院5日目

術後から1日が経過して

 

この日から始まることはただ一つ

 

歩くということである。

 

早期離床という言葉で今は言われているが

 

昔であれば術後にすぐ動くなんてことはトンデモ常識だったのだろうが、時代が変わればすべて変わる

 

今は癒着などの防止のためにも、行われている

 

朝、看護師さんが来て足のポンプを取ってくれた。

 

これだけでもだいぶ違う。そのうえ、ベットの高さも低くなる。これも体感的にはかなり違うことである。

 

昨日の悪夢から少し冷めたくらいであろう。

 

そして、そのまま歩行訓練が始まる

 

確かに痛い。

 

が、そこまでの痛さではない。痛いのは痛いが、昨日の悪夢なことに比べれば屁でもない。

 

一歩、一歩と確実に歩くことで回復に少しでも近づくなら努力は惜しむつもりはない。

 

割と歩いているほうであろう。周りの患者さんと比べても、わたしが一番歩いているのは目に見えて分かっていた。

 

イレウスと言う術後の恐怖が動かすからであろう。

 

なんとしてもそれは阻止をしたかった。

 

ほぼ一日歩くだけの作業を中心にこのひが終わった。

 

このまま順調にいけばそれでいい。それだけを願っていた。