イムランの安全な服用量算定を滋賀医科大が発見!
みなさんの中にも使ったことがある方もおられるのではないでしょうか?
アザチオプリン。
いまいちぴんと来ない場合は「イムラン」
どうでしょうか?聞いたことありませんか?
自分は一時期使用していたことがあるのですが、あまりにも副作用が強くて本当に一番無理な薬ですぐに辞めましたが。
そんな薬の副作用などがどこのラインの服用量で出るのかを滋賀医科大が見つけてくれたようです。
これまでは副作用が生じる量が分からず、服用にはリスクが伴っていた。
そうなんですよ。リスクがあるんですよね。。
チオプリンは、血液中の白血球などを生み出す「造血幹細胞」に作用し、身体の免疫が過剰に働くのを防ぐ薬。非常に安価なことから、免疫が食物などに対して異常に働くことで腸に炎症が生じるクローン病などのIBDの国内患者約20万人のうち約3割が服用している。
おー、3割の患者さんが使用しているのはしらなかったですね。
レミケード等のバイオ製剤との組み合わせで飲んでいる患者さんも多いですしね。
特にレミケード単体で効かなくなると、イムランとの併用が多い印象です。
一方、日本人を含むアジア人の約4人に1人はチオプリンの作用にブレーキをかける役割の遺伝子に異常があり、薬が効きすぎることで副作用が生じ、50人に1人の割合で髪が抜け落ちたり、白血球がほとんどなくなったりするなどの重篤な症状が出るとされている
4人に1人って結構な割合ですよね。いつも行く待合だと待機人数的に1人は副作用が出る可能性があると考えると結構な患者さんが困る気がします。
薬の開発ばかりの中でこのような研究は地味ではありますが、患者にダイレクトで響くものがありますね。
実験をもとに、河原氏らは体重60キロの成人で1日あたり1ミリグラム以下の服用量なら、チオプリンに敏感な体質の人でも副作用が生じないことを突き止めた。河原氏は「敏感な体質の患者も安全な量が分かれば、副作用を避けて服用できるようになる」と期待を寄せる。
研究としてはこのような服用量であれば問題ないようですね。
自分の体重なら1ミリグラムが安全量ということですね。
今度、通院のときに先生にこのことを聞いてみようかなと思います。
まぁ、量が分かっても使用中止した人以外にはあまり意味のある内容ではないかもしれませんが、新薬だけでなくこのような地道な研究にもわたしたちは感謝しなければならいと思いましたね。