エレンタールがさらに進化?食事由来のアミノ酸制御で病原性大腸菌の増殖を抑制
こんばんは。
またまた久しぶりですが、これからなるべくまた更新しようと思います。
よろしくお願いします。
では、今日の記事ですがみなさんが飲んでいるであろうエレンタールにちょっと触れる内容になります。
慶應義塾大学は11月7日、食事由来のアミノ酸の制御が、炎症腸管における潜在的病原細菌の増殖を抑制するのに重要であることを明らかにしたと発表した。
慶応大学の発表によるとアミノ酸の制御によって、もしかしたらIBDの症状を抑えることができるのかもしれないと言うことですね。
うん。アミノ酸と言えば、エレンタールですよね。飲んでいる人も飲んでいない人も見てほしいのですが
これまでの研究で、IBD患者の腸管には、腸管接着性侵入性大腸菌(AIEC)と言われる病原性大腸菌が多く存在すると報告されており、IBDの病態形成に関与する可能性が示唆されている
自分たちのような病気の腸には特有の大腸菌が多くあるということ。
つまりこの大腸菌を減らせば効果があるのでは?ということ。
これまた今回はマウスを使っての実験なわけですが
AIECは炎症期には、自身の代謝嗜好性を炭水化物代謝からアミノ酸代謝(特にセリン代謝)に変化させることで、常在大腸菌のような競合細菌との栄養素の取り合いに打ち勝つ能力を有することを発見した。さらに、腸管内のセリン濃度が食事性アミノ酸の摂取量により制御できることを利用し、短期的な低濃度セリン食によって宿主に影響を与えることなく、炎症腸管におけるAIECの増殖抑制、ひいては腸炎の病態改善が可能であることを示した。
腸内細菌のことが叫ばれる世の中ですが、やはり自分たちにも無関係ではない結果のようですね。
ただ、素人がこの研究結果をみてそれをどう活かすかは難しいところですが
現在、IBD患者の再燃予防および寛解維持を目的として、タンパク性抗原や難消化性多糖を除去した成分栄養剤による経腸栄養療法が広く行われているが、同研究の成果を応用することで、より安全で効果的な次世代栄養療法の開発が期待される。
これはエレンタールを指しているのでしょうが、これを活かせることが出来れば今後の栄養療法がさらに良くはなるのでしょうが。
残念ながら今はどちらかと言えば栄養療法を重視する風潮は減っています。
ただ、これで分かるのはエレンタールはあながち悪い選択ではないということですね。
今は1日2包ですが、これからもこれは飲み続けるのでしょうね。