iPS細胞により小腸の作製に成功!潰瘍性大腸炎などの治療開発へ!

 凄いニュースが朝から飛び込んできました。

 

www.nikkei.com

 

国立成育医療研究センターは12日、万能細胞のヒト胚性幹細胞(ES細胞)やiPS細胞から、小腸に似たミニサイズの腸を試験管内で作り出したと発表した。ヒトの腸管を小さくしたような立体臓器で、物質吸収などの能力がある。伸縮を繰り返す腸特有の動きも再現した。先天性の小腸の病気や潰瘍性大腸炎などの難病の治療法開発の足がかりになる。

 

クローン病であれば、腸をなるべく温存するために外科手術は最小限に留めるのが主流ですし、潰瘍性大腸炎であれば大腸全摘を行いますよね。

 

そうすると、いづれ完治するような薬が出来ても手遅れ・・・

 

そんなことが少し前までの常識だったかもしれませんが

 

今回のこのニュースが将来的にさらに実現が出来れば、取ってしまった腸を作製して移植することが可能になるでしょう。

 

目や神経などをiPS細胞などで作ることで移植は可能だと思っていました。

 

しかし、腸などの作製は無理だろうと思っていましたが、医療の発達は自分たちの想像を遥かにうわまっている気がします。

 

また、記事の最後の方に

 

ミニ腸は培養皿の中で1年以上生存するため、創薬にも応用しやすい。ミニ腸で、開発中の薬剤の吸収能力や下痢などの副作用を評価する用途などを見込む。病気の発症の仕組みを解明する研究も期待できる。

 

わたしたちに治験する前に、このミニ腸を使って薬などの効果を試すことが可能になれば、新薬の開発も今までよりさらに進むかもしれません。

 

患者にとっては、ただただ待つしかありませんが、日々こうやって医療は進歩しています。

 

本当にいつかこの病気が治る。案外遠くない未来かもしれませんね。

 


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