死にたくなるほど辛い気持ちとの向き合い

術後の1日目と2日目は今でも思い出してみると辛いものがある

 

たかが手術かもしれないが

 

そうそう10代、20代で大腸や小腸を切る経験なんて普通はない

 

だから周りにどういわれようとも辛かったのは辛かった。

 

今年一年振り返ってもいろいろなことがありました。

 

特に自分の環境面が大きく変わって辛いことが沢山あった中での今回の手術という決断

 

一度経験しているからある程度は大丈夫かと思っていたけど、正直違った

 

本当に生まれて初めてかもしれない

 

「あぁ。このまま死んだほうがマシだ」

 

そう思えるほどしんどく辛かった。

 

あまりクローン病の闘病記とか見てもそこまで書くような内容を見ることは少なく思うけど

 

大なり小なりみんなそんな想いを抱えたこともあるのかもしれない。

 

だからこそこういう場でこんなことを書くことは不適切なのかもしれないけど、あえて書こうと思った。

 

動かない体にいろいろなものが付いている。

 

圧倒的に時間が進まない。苦しい。辛い。助けてほしい。

 

でも、時間が過ぎるのを待つだけ。

 

そんな中で、死んだ方がマシじゃないか!?と思えるほどの感情さえ浮かんできた

 

自分でも少し驚いたが、そう思ってしまったのは事実。

 

この病院の屋上から飛び降りたら楽になれるのかもしれない。

 

そんなこと想いが何度かよぎる。

 

自分には子供も奥さんもいるわけではない。まだ20代であっても、結婚できるなんて分からない

 

それならいっそのこと・・・・

 

しかし、屋上まで上がるような気力さえ沸いて来ない。

 

ただ、傷口の痛みと術後の放心のような状態が続くだけだ。

 

今、こうやってブログを書けるまでなるなんて想像なんて全くできる状況では無かった。

 

それほどにまで追い込まれていた。

 

内科で入院して出口の見えない点滴生活自体も十分に辛いだろう。

 

ただ、外科の手術の後の生活だってぜんぜん負けはしないだろう。

 

辛い気力を振り絞って過ごす中で、ふとパジャマを着た小さい男の子が院内を歩いている姿をみたときに

 

「こんな小さな子もがんばっているんだ・・・大人の自分がどうしてここまで思ってしまうんだろう」

 

小児の子のとってみれば、死にたくなるような気持ちはあるのだろうか?

 

あんな小さな身体でがんばる姿を見たら、なんとも言えない気持ちに包まれた

 

そう言えば、屋上のことで聞いたのだが

 

昔は普通に開いていた屋上が今では閉まっている。

 

理由は自殺だ。

 

どういう想いで、どんな病気で、どんな人なんかは分からない。

 

けど、生き続けることでしか見れない景色が必ずあるからこそ

 

今をただ生きるしかないのだろう。

 

頑張るとかなんて言葉はなかなか難しい。

 

ただただ生きるだけである。

 

今もまだ退院は目途が見えないがそう思って過ごしている。