クローン病に伴う肛囲複雑瘻孔治療薬Cx601の臨床第3相試験
こんばんは。
少し以前のプレスリリースになりますが
新薬の成果についてです
クローン病に伴う肛囲複雑瘻孔治療薬Cx601の臨床第3相試験ADMIRE-CD試験の24週治療成績のLancet誌掲載について | ニュースリリース | ニュースルーム | 武田薬品工業株式会社
このCx601の治療薬の凄いところは
肛門病変は従来は外科治療や軟膏などで対応するしかなかったわけですが
レミケードなの免疫抑制剤などでも
うまくコントロールできない患者に対しての
薬剤注入による治療薬なんです
肛門病変になった患者さんなら分かるでしょうが
あの痛さは辛すぎます
管理人も痔ろうの手術を二度受けています
今でこそ痔ろうや肛門病変は落ち着いていますが
麻酔をブスブス肛門に刺され
それで手術を経験したことは今でも思い出したくないです・・・
いやー泣きましたよ!ガチ泣きです!
手術をしている先生に対して憎しみが生まれたくらいに!笑
それが、治療薬を肛門に入れるだけで効果があるなら
これほど有り難いことは無いですね
それもTNF-αなどが効かない方も対象ですからね
割とレミケードやヒュミラで肛門病変が落ち着いている方も
いるのでは?
では、果たして、Cx601の効果はというと
有効性は50%ほどのようです。
それに残念なことにプラセボ群でも30%の改善が見られたようであり
この新薬の有効性は判断に迷うところではありますね。
ただ、この新薬は海外での臨床第3相であり
日本は残念ながらまだまだ先でしょうかね
来年からアメリカでも臨床第3相のようですし
気長に待つしかないでしょうね