口が汚いとIBDの予防につながる?

CC JAPANさんの情報からです

 

不衛生な口腔環境がIBDの発生を下げるとのことです

 

スウェーデンの研究のようですね

 

以下、引用

 

スウェーデンカロリンスカ研究所らは、『衛生仮説』とIBD発症の関係を探るため『不衛生な口腔環境とIBDとの間の逆相関』という論文を、2016年6月に医学雑誌に発表。

 『衛生仮説』と免疫学で呼ばれている考えがあります。
 衛生環境が発達して良くなり、無菌状態に近い環境だと、免疫機能が鍛えられず逆に弱体化、アレルゲンに過剰に反応するのではという仮説です(1989年、イギリスのStrachan 博士が提唱)。

 研究者はIBDの発症増加は『衛生仮説』で説明できるのではと考えましたが、これまで口腔衛生とIBDの関係に関するデータがありません。
 そこで不衛生な口腔環境とIBDの発症リスクを研究しました。(清潔な環境だと自己免疫疾患が増えるのではないかということから、口の中が不衛生な人はIBDにかかりにくいのでは? という研究です)。

 20,162人を対象者とした前向きコホート研究で、歯の欠損、歯垢、口の粘膜障害に焦点をあてて評価しました。
 スウェーデンの二つの自治体に住む15歳以上の人は研究参加の時に歯の損失、歯垢、口の 粘膜障害がないかを調べられました。(他にアンケートも取りました)

 40年間( 1973 から 2012年 まで )の追跡調査で、後にIBDになった人が特定されました。
 フォローアップの間、142人がクローン病になり、67人が潰瘍性大腸炎になりました。
 発病率から考えると不衛生な口腔はIBDの発病リスクを低下させると考えられました。
 歯が5~6欠損していた者はIBDになるリスクが減少、歯垢が歯の表面33%以上を覆っていた者はクローン病になるリスクが減少していました。

 「過度の口腔衛生は、生まれ持った免疫反応の調節不全を起こすかもしれず、そして不衛生な口腔環境は、自分自身を攻撃しない『免疫寛容』と炎症抑制の誘導に関与するかもしれない」と、研究者はいいます。

 しかしこの結果から口腔衛生の欠如を促進してはいけない、しかし毎日の過保護な衛生も避けなければいけないと、研究者は警告します。

 

変わった研究成果ですね

 

クローン病自体は口から肛門まで

 

炎症が発生するということを考えれば

 

有り得なくもないですが

 

潰瘍性大腸炎はどうなんですかね?

 

腸内環境が悪いと口が臭いとも聞きますしね

 

どうなんでしょうか?

 

でも、最後に書いてありますが

 

予防のために口が汚いのが良いわけではないですしね